リアルラウドミュージックの新たな雛型になるべき一枚の完成。
自主企画や地元東京でのライブは勿論、日本全国からライブのオファーが殺到しており、各地で話題沸騰状態のNoLA。ここ数年の活発な活動が見事に結実した渾身の4曲を収録。激しくドライブするパートから一気にDOPEな世界へ引きずり込む"NoLA節"にも更に磨きがかかり、凡百のメタル歌謡曲バンドとは確たる違いを見せ付けている。
対するThe Donorは最新のライブ音源を含む全4曲。NoLAとはまた一つ質の違った、重力すら感じられる音塊。確かに叙情性を感じられるパートはあるが、ここまで心動かされるのは、これまでひた向きに音楽と向き合った証なのであると思う。唯一残念なのは今作品が彼らの最後の音源になってしまう可能性がある事だ。ただただ再始動、次なる進化を期待するばかりである。