「同ネタ使い」のJPヒップホップとUSヒップホップのミックスを1つのセットとし、そのセットを次々とリレー形式のように繋ぎ合わせた、耳でも頭でも楽しめるミックス! 和ネタ使いからスタートし、メロディアスでドラムがタイトな「同ネタ使い」セットを次々と披露!徐々にブラックネスを纏い、中盤ではハードコアゾーンへ突入。その後、ディスコフレイバーをピークに、ゆっくりとレイドバックモードへシフトし、リリックも含め胸に染みる感動的なラストへ。 時折、元ネタを挟み込むことでスムースな展開と相変わらず丁寧なミックス、絶妙なカットインで質の高いミックススキルをいかんなく披露。
選曲面では、結果的に各時代(1990年代・2000年代・2010年代)からバランス良くチョイス。また、ヒット曲・定番クラシックよりも、いつの時代に聴いても色褪せない真のクラシック・ド渋な裏クラシックをチョイスしたことで、刺激の中に安定感が内包された何とも不思議な感覚に陥ります。 同じネタを使用していても、繋げて聴くことで、微妙な使用箇所の差異や鳴りの違いがわかる為、サンプリングミュージックの奥深さも再認識もできます。 多彩な情報量を含み、トータル34曲とぎっしりな内容ですが、カタログ的にはなっておらず、あくまで1つのミックス作品としても結実しています。
ナレッジ・アイディア・スキルが詰め込まれたミックスとなりました。