90年代後期から00年代前期にかけて、影のある叙情性と壮大な展開を基盤にしつつ猛烈な加速力のあるジャパニーズ・ハードコアサウンドで名を馳せたASSAULTの、デモテープ〜1st 7ep〜2nd 7epの未CD化だった計10曲をコンプリートした初期編集盤!
CDに加えて2001年の新潟WOODYでのライブをフルセットで収録したDVDも付属。
TRAGEDYとユーロピアンスラッシュメタルを並行進行させたような刻みと泣きのソロを入れるギター、
地の底で唸りながら第二のメロディを鳴らすベース、強烈なスピード感を一手に担うドラム、
はみ出る寸前まで感情を叩きつけるボーカルが一体となった1stアルバムでのスタイルが、
本作に収録され後に幾つかは再録もされる楽曲群では複数のメンバー変遷がある中で
そのバランスについての模索も窺えるからこその強烈な存在感がある。
この時代のジャパニーズハードコアバンドは少なからず「メタリック」な要素を取り入れていたものの、
ASSAULTほど「メタル」でありながら「ハードコア」でもあったバンドは稀有だった事を今改めて提示する1枚。
*本作はいずれもマスターが喪失しており、盤起こしからリマスターしたものであることをご了承ください。