「切腹ピストルズの音を録る最適な場所はどこか?」を吟味したのは、レコーディングエンジニア・ミステイクスタジオの風間コレヒコと大森なつ美。
その記録場所として白羽の矢が立ったのは、漫画『あしたのジョー』の舞台にもなった東京の山谷地区にある玉姫公園横の神社社務所で、その日、町内中に大音量が鳴り響いた。
そんな臨場感をなんとモノラル形式で再現、kimken studio の木村健太郎によるマスタリングで完成した。
レコード店や演奏会場で入手可能な味わいあるソノシート盤は、彼らの音を痛々しく際立てているし、音楽配信サービスで聴けるサブスク用音源は、まるで彼らの渦中にいるような生々しい仕上がりになっている。