『終わらないハードコア SLANG KOとKLUB COUNTER ACTION』
著者:石井恵梨子
価格:本体2,800円(税込価格3,080円)
出版社:株式会社blueprint
判型/頁数:四六判/200頁
1970年に北海道の日高地方、浦河町に生まれた少年 KOは、いかにしてハードコアに出会い、魅了されていったのか。
いまや札幌の老舗ライブハウスとなった「KLUB COUNTER ACTION」はどのように誕生したのか。
bloodthirsty butchers、eastern youth、怒髪天といった先輩バンドとの交流。
SLANGの結成秘話。
「サッポロ・シティ・ハードコア」を掲げての活動。
レーベルSTRAIGHT UP RECORDSの創立。
DEATH SIDE、THA BLUE HERB、Hi-STANDARD、BRAHMANなどの仲間たちが与えてくれたもの。
東日本大震災の際にいち早く被災地へ物資の支援を行なったNBC作戦(なまら物資直送作戦)。
家族への深い愛情。そして、コロナ禍の挫折と再生。音楽ライターの石井恵梨子が、KOをはじめとした関係者たちに綿密な取材を行い、誰にも真似の出来ないそのハードコアな生き様を描ききった。
THA BLUE HERBのILL-BOSSTINOは、本書の帯に以下のコメントを寄せている。
傷つけ 傷ついていた 慣習や因襲と相容れなかったその人は 鋲や安全ピンで身を守ってた
それは痛みを表し 拒絶を伝え 相手を試したが 本当は信じてもいたし 渇望していた
この矛盾にこそ在る ある愛を 握手と口約束で成り立つ関わりを 舐めた真似されない地元を
今日もカウンターアクションは街の真ん中の表通りで堂々ドアを開き 俺等を守ってくれてる
【目次】
巻頭グラビア
プロローグ
第一章 少年KO
第二章 札幌パンクシーン
第三章 ライブハウス
第四章 サッポロ・シティ・ハードコア
第五章 札幌VS東京
第六章 スラング覚醒
第七章 震災後
第八章 ライブハウス再び